イベント公式サイト・告知ページの作り方ガイド【載せるべき情報と公開のタイミング】
イベントの集客は「知ってもらうこと」から始まります。SNSだけで告知するイベントも増えましたが、日時・場所・出店情報がひとつにまとまった公式ページがあるかどうかで、来場者の安心感は大きく変わります。この記事では、公式サイト・告知ページに載せるべき情報と、公開のタイミングを整理します。
結論を先にまとめると、イベントの公式ページは①日時・場所・アクセス・会場マップ・出店一覧・FAQ・問い合わせ先を1クリック以内に置き、②開催2〜3ヶ月前に日時と場所だけで公開して段階的に情報を足し、③SNSやチラシからの誘導先としてURLを1つに固定し、④最後まで更新を止めないことが基本です。
なぜ公式ページが必要なのか
SNSの投稿は時間とともに流れていき、「結局、何時からだっけ?」「駐車場はある?」といった情報を来場者が探し直すのは大変です。公式ページには次のような役割があります。
- 情報の正本になる — SNS・チラシ・情報サイトなど、どこで知った人も同じページで最新情報を確認できます
- 検索で見つけてもらえる — 「地域名+イベント名」「地域名+マルシェ」などで検索した人の受け皿になります。AI検索が情報を引用する際にも、まとまったページがあると正確に伝わりやすくなります
- 問い合わせを減らす — よくある質問を先回りして載せることで、主催者の対応負担が減ります
- 出店者・協賛者への説明にも使える — 出店者募集や協賛依頼の際、イベントの実在性や雰囲気を伝える資料になります
来場者が知りたい情報は決まっている
来場者が検索してページにたどり着いたとき、探している情報はほぼ共通です。最低限、次の項目はトップページか1クリック以内に置きましょう。
- 日時 — 開催日・開始/終了時刻・雨天時の扱い(小雨決行/順延など)
- 場所とアクセス — 会場名・住所・最寄り駅からの経路・駐車場の有無
- 会場マップ — ステージ・飲食エリア・トイレ・救護所の位置
- 出店一覧 — どんなお店が出るか。来場動機に直結します
- よくある質問(FAQ) — ペット可否・再入場・喫煙所・支払い方法など
- 問い合わせ先 — 当日連絡がつく窓口があると安心感が違います
逆に、主催者側が書きたくなる「開催趣旨」や「実行委員長あいさつ」は下層ページで十分です。トップは来場判断に必要な情報を優先しましょう。
情報ごとに書き方のコツ
| 項目 | 書き方のコツ |
|---|---|
| 日時 | 曜日まで書く。複数日開催なら日ごとの時間を分けて記載 |
| 雨天時の扱い | 「判断は当日◯時に公式ページとSNSでお知らせ」まで書く |
| アクセス | 公共交通機関での来場をすすめるなら、その旨を最初に。駐車場がない場合ははっきり書く |
| 会場マップ | トイレ・救護所・授乳室・休憩所など、来場者が当日探す場所を優先 |
| 出店一覧 | 店名・ジャンル・ひとこと紹介。写真があると来場動機が強まる |
| FAQ | 前回寄せられた質問を中心に。答えは短く言い切る |
雨天時の判断と告知の段取りは「屋外イベントの雨天・荒天時の対応」で詳しく解説しています。
公開のタイミングは「3段階」で考える
完璧なページを作ってから公開しようとすると、告知が遅れがちです。情報が揃うのを待たず、段階的に育てるのがおすすめです。
- 開催2〜3ヶ月前:日時と場所だけで公開 — 「この日は空けておこう」と思ってもらうのが目的。出店者・ボランティア募集の案内もこの段階で載せると応募が集まりやすくなります(募集の進め方は「出店者募集の方法と募集要項の書き方」、スタッフ募集は「イベントスタッフ・ボランティアの集め方と管理」を参照)。
- 1ヶ月前:出店一覧・会場マップを追加 — 出店が確定してきたら順次掲載。「あの店が出るなら行こう」という具体的な来場動機を作ります。
- 1〜2週間前:FAQと当日案内を充実 — 駐車場・雨天対応・持ち物など、直前に増える質問を先回りして掲載します。
さらに、開催当日と終了後もページは使い続けられます。当日は開催可否や混雑・ステージの変更をお知らせ欄で伝え、終了後はお礼と写真、次回の予告を載せておくと、翌年の告知の起点になります。
SNS連携のコツ:役割を分ける
SNSと公式ページは競合ではなく役割分担です。
- SNSは「更新の通知」に使う — 出店者紹介やカウントダウン投稿で接触回数を増やし、詳細は毎回公式ページのリンクに誘導します。
- URLはひとつに固定する — チラシ・ポスター・SNSプロフィールすべてに同じURLを載せると、検索にも強くなります。
- 投稿しやすい素材を用意する — 出店者にも告知してもらえるよう、告知画像と公式URLをセットで配ると拡散が広がります。
SNS以外のチラシ・ポスター、イベント情報サイト、地域メディアなどを含めた告知全体の進め方は「イベントの集客方法と告知スケジュール」にまとめています。
作り方の選択肢
公式ページの作り方には、いくつかの選択肢があります。
- ホームページ作成サービスで作る — デザインの自由度が高い一方、更新作業を担当者が別途行う必要があります
- ブログやSNSのプロフィールページを使う — 手軽ですが、情報が投稿に埋もれやすくなります
- イベント管理ツールの公開ページを使う — 出店者情報や会場マップなど、管理している情報と連動させやすいのが特徴です
どれを選ぶ場合でも、誰が更新するかと更新にかかる手間を基準に考えると、開催直前まで情報を最新に保ちやすくなります。
スマートフォンで見やすくする
来場者の多くはスマートフォンでページを見ます。特に当日は、会場で地図やタイムテーブルを確認する人が増えます。
- 文字を詰め込みすぎず、見出しと箇条書きで区切る
- 会場マップは拡大しても読める画像・表示にする
- 住所は地図アプリで開けるようにしておく
- 重要なお知らせ(雨天時の判断など)はページの上部に置く
ページの更新を止めないことが一番の信頼につながる
告知ページで一番避けたいのは「情報が古いまま」の状態です。出店者の変更や時間の修正が反映されていないと、当日の問い合わせやクレームにつながります。更新を担当者1人に集中させず、こまめに直せる体制を作りましょう。
公開前のチェックポイント
- 日時・曜日・住所に誤りがないか(複数人で確認)
- チラシやSNSに載せた情報と食い違いがないか
- リンク切れがないか、問い合わせ先に連絡がつくか
- 出店者や出演者の名前・紹介文に、本人確認が取れているか
イベイロでは、イベントを作成して公開すると、開催概要などをまとめた来場者向けの公式ページが自動で生成されます。出店者の募集を公開していれば応募への導線も公式ページに表示され、会場マップエディタで作ったマップも、内部メモを除いた来場者向けの形でそのまま公開されるため、「管理情報を更新すれば告知ページも最新になる」流れを作れます。主催者向けの機能全体は主催者向けページで紹介しています。
まずは日時と場所だけでも、早めに公開するところから始めてみてください。イベント準備全体の流れは「イベント開催方法の全手順」でまとめています。
よくある質問
Q. イベントの公式ページはいつ公開すればよいですか?
開催の2〜3ヶ月前に、日時と場所だけでも公開するのが一つの目安です。出店一覧や会場マップは確定したものから順に追加し、1〜2週間前にはFAQや当日案内を充実させましょう。
Q. SNSアカウントがあれば公式ページは不要ですか?
SNSだけでも告知はできますが、投稿が流れて必要な情報が探しにくくなります。日時・場所・アクセス・出店一覧などをまとめたページを用意し、SNSからはそのページへ誘導する形がおすすめです。
Q. 公式ページに最低限載せるべき情報は何ですか?
日時(雨天時の扱いを含む)、場所とアクセス、会場マップ、出店一覧、よくある質問、問い合わせ先の6つです。開催趣旨やあいさつは下層ページで構いません。
Q. 情報が変わったときはどうすればよいですか?
まず公式ページを更新し、そのうえでSNSなどで変更をお知らせします。公式ページを「正しい情報の置き場所」と決めておくことで、情報の食い違いを防げます。